トップページ > 対応事例

修理・対応事例SOLUTION

一体型パソコンのCPUファンエラー(異音発生)

画面にCPUファンエラーの表示が出て、パソコン背面から異音がしている症例です。ほこりやゴミなどがパソコン内部にたまっているために 音がしているのか、CPUファン自体の故障なのか中を開けてみる必要があります。

CPUファンエラーが出ているのは、富士通の一体型パソコン(Esprimo FH55/CD)です。

背面の写真です。

CPUファンエラーが出ているため、筐体を分解する必要があります。最初に裏にあるカバーをスライドさせて外します。

カバーを外して、6箇所のネジを外します。その後でカバーを取ります。

裏のカバーが外れた写真です。

B-CASカードも外します。

まず背面パネル両端のネジを外します。次いでベーススタンドの6箇所のネジを外して、ベーススタンドを外します。ベーススタンドの上の アームカバーも外します。

本体側とアームを止めている4箇所のネジを外して、アームを外します。

こじ開けを使って、本体側から背面カバーを外します。背面カバーは何箇所も爪で固定されているので外すのが、かなり大変です。 しかし、このこじ開けがあれば割と容易に外すことができます。

保護カバーのネジを外します。外した後、スライドさせると保護カバーが外れます。

これが異音を発生さている原因のCPUファンです。

CPUファンはだいぶごみが付着して汚れています。3年程度使用していたとの事ですから、平均的な汚れです。その下のヒートシンクも ごみが付着しています。エアーダスターでクリーニングします。

ついでにヒートシンクを外します。CPUの冷却剤であるシリコングリスが大分固まっているため、冷却効果が落ちます。掃除後、新しいシリコングリスを 塗布します。

残念ながら、CPUファンをクリーニングした後戻しても異音は発生しました。ファンの軸がすれている音がします。新しいCPUファンに交換する必要があります。新しい CPUファンに交換したところ、異音が出なくなりました。しばらくパソコンを起動させて、CPUファンエラーが出ないか確認して修理完了となりました。

ページトップへ戻る

Copyright(C) PCDEMAGIC All Rights Reserved.