Ubuntuで行こう!Ubuntu
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- 各種周辺機器 -
Ubuntu12.04が実用面でどれくらい進化しているか確認してみました。Windowsであれば、周辺機器メーカーからドライバーやサポート
等のサービスを受けられるので問題ないのですが、Ubuntuはドライバーやサポートが一切ありません。試してみてどうか、の世界です。
もう既に手元にある周辺機器の場合は、試すことが出来ます。しかし新規購入となると、前もってUbuntuで動作させるための情報をネットで入手する必要があります。
情報がない場合、人柱になる覚悟で購入することになります。たまたま手元にあった周辺機器で、どこまで使えるのか検証してみました。
- SDカード -
外付けのUSBタイプカードリーダーにSDカードを装着して、接続しました。
接続直後、メディアが認識されたので、どうするか聞いてきます。「キャンセル」 を選択します。
「ホームホルダ」を選択します。
「ファイル」を選択して、写真のあるフォルダに入ります。
SDカードに保存されている、デジタル画像が表示されました。画像の切り取り、 コピー、貼り付け、削除操作が問題なく出来ます。
- ワイヤレスマウス / キーボード -
Logitec製 k260 をUbuntu12.04が動作しているデスクトップパソコンに接続してみました。パソコンの電源を 切ってから接続して電源を入れると、全く問題なくマウス、キーボードともに自動認識します。
- スキャナー -
(・〜・:) ? Canon製スキャナ 4400Fを接続しましたが、認識しません。ネットで色々検索しましたが 、動作していると言う情報がありません。あきらめモードです。Canon製でも型番により動作しているとの情報は ありました。Epson系スキャナーは動作する可能性が高いようです。
Ubuntuではスキャナーを使う場合、2種類の方法があります。
・メーカー提供のドライバーを使用する。
・オープンソースのドライバを使用する。
メーカー提供のドライバとして、例えばエプソン製スキャナーはLinux用ドライバーを配布しています。ダウンロードの 仕方から、インストールまで解説しているので、それを参考にします。
オープンソースのドライバは 「SANE」と言うコミュニティーが開発しています。最新の スキャナー対応状況は こちらで調べられます。 「Status」が「Cmplete」は使えることを意味しますが、「Good」や「Basic」は一部、正常動作しないことを意味しています。 私が所有しているCanon製スキャナ 4400Fは残念ながら対応リストにすらありません。
対応リストにあった場合、スキャナーのファームウェア(ドライバー情報)をUbuntuの/etc/sane.d/ディレクトリは以下にコピーします。 富士通のScanSanap S1500を例にします。Windows上でインストールすると\WINDOWS\SSDrivers\S300ディレクトリに1500_OC26.nalという ファイルがあります。これをUSBフラッシュメモリ等にコピーしてUbuntuのパソコンにつなぎます。 デスクトップ画面の左側ランチャーの「Dashホーム」を選択します。
検索ウィンドウに「端末」と入れて検索し、端末を選択します。
端末が起動したら、USBフラッシュメモリ(media)にアクセスして、ファイルを/etc/sane.d/ディレクトリに コピーします。赤文字が実際のコマンド例です。
hogehoge@hogehoge:〜$ cd / hogehoge@hogehoge:〜$ ls -la bin etc lib opt sbin tmp boot home lost+found proc selinux usr cdrom initrd.img media root srv var dev initrd.img.old mnt run sys vmlinuz hogehoge@hogehoge:〜$ cd media hogehoge@hogehoge:〜/media$ ls 4811-6447 hogehoge@hogehoge:〜/media$ cd 4811-6447 hogehoge@hogehoge:〜/media/4811-6447$ ls sample.txt 1500_OC26.nal Favorites hogehoge@hogehoge:〜/media/4811-6447$ cp 1500_OC26.nal /etc/sane.d/ |
コピーが完了したら、SANE対応のスキャナーソフト「Simple Scan」等で操作できるようになります。
- 外付けDVDドライブ -
USB接続のDVDドライブをノートパソコンに接続してみました。メーカーはBuffalo DVSM-PC58U2V-WHです。
DVDドライブをノートパソコンに接続しましたが、何も反応がありません。(/TДT)/えぇぇぇ
DVDディスクをドライブに入れると、どうするか聞いてきます。(^。^;)ホッ
「動画プレイヤー」を選択します。
DVD動画が再生されました。
DVD-RWに書き込みできるかテストします。ブランクのDVD-RWをドライブに入れます。 どうするか聞いてきますので、「CD/DVDクリエーター」を選択します。
書き込みをするファイルをドラッグかコピーして貼り付けるよう指示が出ています。
いくつかの画像と動画をコピーしました。右上の「ディスクに書き込む」を選択します。
書き込み確認表示が出ましたので、「書き込む」を選択します。
書き込みが開始されました。
書き込みが完了しました。「閉じる」を選択します。
DVD-RWディスクの書き込んだ内容を確認します。画像、及び動画も正常に再生されます。
- プリンター -
レーザープリンタが使えるかテストします。コニカミノルタ製PagePro1400Wです。このプリンターの場合、
ドライバーがWindows用しか提供されてないため、購入時Linuxでは使えないものとあきらめていたものです。
プリンターのUSBケーブルをパソコンに差し込みますが、何も反応がありません。「システム設定」を選択します。
「印刷」のアイコンを選択します。
「追加」ボタンをを選択します。
ドライバーがあるかどうか、検索中です。
(≧∩≦) オーッ Ubuntuが型番まで認識しています。
製造元リストからコニカを探します。
KONICA MINOLTAを選択して「進む」ボタンを選択します。
モデルリスト一覧から該当する型番を選択して「進む」をクリックします。
「適用」ボタンを選択します。
「テストページの印刷」を選択します。
Ubuntu側でプリンターに印刷情報を送信しています。(≧∩≦) オーッ 無事、テスト印刷が出来ました。 これには驚きです。Ubuntu開発者の方がPagePro1400W用のドライバーを組み込んでくれたんですね。
コニカプリンターが追加されました。
ここでふと思ったのですが、もともとこのプリンターはWindowsパソコンに接続して、共有プリンター として使っています。 そこで、Windowsの共有プリンターをUbuntuパソコンがクライアントとして利用できないかという事です。 既に追加済みプリンタアイコンを右クリックして、「複製」を選択します。
任意のプリンタ名称に変更して、「OK」ボタンを選択します。
コニカプリンターが追加されました。追加されたアイコンを右クリックして 「プロパティ」を選択します。
「デバイスURI」欄の「変更」ボタンを選択します。
ネットワークプリンター一覧から、「Samba経由のWindowsプリンタ」を 選択して、「閲覧」ボタンをクリックします。
コニカプリンターが接続されているWindowsパソコンのグループ名をダブルクリックします。
Homeグループに所属するパソコン名HP2にKONICA PRINTERが接続されています。そのパスを 選択して、「OK」ボタンをクリックします。
smb://にプリンターのパス名が表示されました。「適用」ボタンを選択します。
デバイスURI欄にプリンターのパス名が表示されています。「OK」ボタンを押します。
設定したプリンタアイコンを右クリックして「デフォルトに設定」を選択します。 ネットワーク上の共有プリンタを使って、テスト印刷が成功しました。(´ー`)